こんにちは。LUP Planning合同会社 代表の中園です。
「中園さんって、やっぱりカメラや写真が好きなんですか?」と聞かれることがよくあります。
答えはもちろん「YES」なのですが、僕の“カメラ好き”は、少し変わっているかもしれません。高級な機材を集めるのが好きなわけでも、息をのむような大自然の絶景を追い求めているわけでもないからです。
僕が惹かれるのは、「人が構えて撮影できる範囲を超えた瞬間」や、「人が何気なく一瞬見せた『隙(すき)』」を切り取ることです。
『写ルンです』を片手に走り回っていた中学時代
僕のカメラ原体験は、中学生の頃にさかのぼります。
当時は手のひらサイズの使い捨てカメラ『写ルンです』を片手に、友達と一緒によく走り回っていました。現像した写真を持ち寄っては、「この写真良く撮れてる!」「これヤバいな(笑)」なんて見せ合いっこをするのが、たまらなく楽しかったのを覚えています。
そんな写真の束の中に、毎回必ず1〜2枚混ざる写真がありました。 それは、友達がまったくカメラを意識していない瞬間の写真です。
「いつ撮ったの?」に隠された、いちばん素敵な笑顔
意識していない不意打ちの写真を友達に見せると、決まってこう言われました。
「え、これいつ撮ったの!?」
びっくりされるのですが、直後に友達はその写真をじっと見つめて、「すごく良い写真だね」と褒めてくれたのです。
写真に写っていたのは、カメラに向けたキメ顔や引きつった笑顔ではなく、その人本来の「素の表情」でした。友達と喋って笑っている瞬間や、何かに夢中になっている横顔。カメラという存在を忘れているからこそ撮れる表情には、嘘がありません。
もちろん、人の不意を突いて撮影することのコンプライアンスやマナーには配慮が必要です。しかし、「カメラを意識したポーズ写真よりも、一瞬の隙を捉えた写真の方が、数百倍その人らしさを良く写し出す」というのも、間違いのない事実だと僕は感じています。
枠を超えた一瞬を切り取る面白さ
上空からのドローン撮影のように「人間の視野を超えたアングル」で世界を捉えることや、日常の中でふとこぼれ落ちる「人の素顔」を切り取ること。
時代が変わり、カメラがフィルムからデジタルへ、そして空を飛ぶテクノロジーへと進化しても、僕が写真に感じている本質的な面白さは、あの中学生の頃からずっと変わっていません。
これからもレンズを通して、決められた枠にはまらない「一瞬の輝き」や「人の魅力」を捉え続けていきたいと思います。
